15限目〜炎の戦死〜

terurururu2005-11-25


勉強につかれ、私は机の引き出しの中を整理することにした。奥から「炎の戦士」と書かれたゲームが検出された。そうそれは私にとって淡い夏の思い出であった。
その「炎の戦士」との出会いは、高二の山中湖勉強合宿の帰りの夏休みだった。その日私は、山中湖勉強合宿中、押入の中で隠れて寝る事ばかりしていた長い日々により寝疲れしていた。そんな中、私はある一軒の土産屋を見つけた。早速、その土産屋に一緒にいた友人達と共に入ることにした。中に入ると、異様に重い剣のキーホルダー、何に使うのか分からないグニョグニョした球状の物体など典型的なダメ土産が店内には溢れていた。砂漠でオアシスが幻だった気分に私はなった。だが次の瞬間、ある一つの商品が私の目にインクルージョンして来た!!パッケージには、「炎の戦士」と書かれてある。その下には日本人以外にも分かるようにか(99%違うが)、「BURNING FIGHTER」と少し間違ってるくさい英語で書かれていた。砂漠でペットボトルに入ったミネラルウォーターを見つけた気分になった。私がそれを見ていると、友人達も「炎の戦士」の存在に気付いたらしく、それを見ていた。だが、誰一人、あのゲーマー濱辺氏でさえ、その商品を買おうとしなかった。皆に
は泥水だったようだ。そんな中、何を血迷ったか買おうとする者がいた。それは疑いもなく自分自身だった。まるで夏の虫が炎に引かれるように、私は炎の戦士に引かれた。

購入した。

そして、帰りのバスに友人達と共に乗り込み、早速そのミネラルウォーターを飲む事にした。

飲み始めて五分で泥水だと分かった。しかし、寝疲れしていた私には泥水もおいしく感じた・・・

訳がねーだろ!!クソゲーだよ!!クソゲー!!
どうやら、※濱辺名人は、それを見抜いて買わなかったようだ。いやオレ以外全員見抜いていたようだ。


だが今は違う!!寝疲れよりもヒドイ勉強疲れだ!!今ならきっと美味いはずだ!!


泥水だった。。

※濱辺名人・・・ファミリーコンピューターゲーム「高橋名人の冒険島」で人気を博した高橋名人が冒険島に行ったきり帰ってこないので、今度起用されることになった新たなヒーロー。最新作「濱辺名人の冒険島」に期待がかかる。

写真=炎の戦士 BURNING FIGHTER 現品

(ダサイ治 「人間失格ですよ」)


問1 山中湖合宿中に、腕にマジックで「GORILL」と書き、わざわざそれを筆者とその友人三浦氏に見せてきたのは誰か。その人物の好きなゲームを答えよ。

問2 山中湖合宿でカレーをたらふく食べ、部屋の畳に寝そべり、腹を叩いてよい音を奏でていた筆者の「俺酢豚もすきだよ」で有名な友人は誰か。答えよ。

問3 炎の戦士のキャラクター「ワイルドキャット」の性別を答えよ。

問4 ダサイ治の本文以外の作品を答えよ。

問5 高橋名人の冒険島ではなかった、濱辺名人の冒険島だけの新たなゲームシステムを述べよ。


暇だったら解いてくれ!!